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ストルガツキー兄弟ってどんな人?



 ストルガツキー兄弟――兄の名はアルカジー、弟の名はボリスという。
 彼らの名は、タルコフスキーのお眠い映画(だけど大好き)「ストーカー」の原作者としてより広く知られていたが(つまり私の過去の記憶)、今もそれは変わらないのだろうか。最近になって(といってもここ6〜7年の間だが)、群像社から『そろそろ登れカタツムリ』や『トロイカ物語』などの代表作が続々と翻訳されたが、あまり大きな話題を撒いたようには思えないし、ま、地味な作家なんだよな、結局。まあ、何が言いたいかっていうと、昔も某誌(なんて隠す必要は別になくて、つまりはトーキングヘッズ叢書第1巻のことなんだけど)で書いたことではあるが、『ストーカー』という作品が安くて入手も容易だからといって(文庫本だもんね。ハヤカワ文庫SFだよ)、これを読んでストルガツキー兄弟を知ったような気になってしまってはちょっと困っちゃうということ。むしろ、前出の群像社の本から入門してほしいね。


 ……てなことはさておき、ご紹介しますです。

 

 

 ←こちらが兄のアルカジー・ストルガツキー

 

 

 

こちらが弟のボリス・ストルガツキーです→ 

 

 

彼らの肖像を探るために、いくつかのキーワードを用意してみました。

   ●出生
    ●ビキニの灰
     ●処女作
      ●三つの理由
       ●発禁処分
        ●発禁処分2
         ●国家と作家との関係
          ●弾圧から雪解けへ
           ●日本文学と天文学
            ●共同作業
             ●映像化
              ●成功作
               ●SF観
                ●ソ連のSFと西側のSF
                 ●アルカージイの死
                  ◆参考資料

※この文章は、トーキングヘッズ叢書第1巻「ストルガツキー兄弟」(1992年5月発行)
に掲載されたものです。
[文=鈴木たかし・イラスト=春日伴子]

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